2021.05.18 更新基礎知識
【はじめてFacebookピクセルを設定する方向け】設定方法をやさしく解説

Facebook広告の運用には欠かすことのできないFacebookピクセル。
計測や分析に使うものというのは知っているけど、なんだか難しそうというイメージが強いのではないでしょうか。
この記事では、はじめてFacebookピクセルを設定する方が挫折することなく、無事Facebookピクセルを設定できたり、コンバージョンの設定ができるよう図を用いてわかりやすく解説します。
目次
Facebookピクセルとは
Facebookピクセルとは、Webサイトに設置して使うJavaScriptコードのことになります。
厳密に理解する必要はないので、簡単にお伝えすると
- Facebook広告の効果を計測し分析するためのツール
- システム最適化を行い、効果的にコンバージョン獲得ができるようにするツール
- ターゲット設定するためのツール
と理解していただければ大丈夫です。
FacebookピクセルはFacebook広告を始めるにあたり、必須で設置が必要なものになりますので、設置がまだの方はこの記事を見て設置してみてくださいね。
Facebookピクセルを使うとできる4つのこと
Facebookピクセルを使うと下記のことができるようになります。
- コンバージョンの計測
- サイト訪問者に対するリマーケティングの設定
- Facebookシステム内の最適化がかかり、効果的にコンバージョンの獲得ができるよう自動で広告を配信ができる
- カスタムオーディエンスや類似オーディエンス作成など効果的なターゲティングを使用できる
Facebookピクセルの設定方法
Facebookピクセルを設定するには、2種類のタグの設置を行います。
1Facebookピクセル⇨全サイトに設置
1を行うことで、リマーケティングに使用できるようになります。
2コンバージョン計測用のタグ⇨サンクスページに設置
2を行うことで、コンバージョン計測とコンバージョン最適化機能を利用できるようになります。
※Facebook広告でコンバージョン計測するタグの設置は、標準イベントとカスタムコンバージョンの2種類があります。(後ほど解説します)
※これらのタグはタグマネージャーで設置することも可能です。
Facebookピクセルの発行手順
Facebookピクセルの発行手順について順を追ってご説明します。
1ビジネス設定→データソース→ピクセルから新しいピクセルを追加
キャプチャ
2ピクセル名を入力し、次へをクリック
キャプチャ
3ピクセルを今すぐ設定をクリック
キャプチャ
4手動でピクセルコードをウェブサイトに追加をクリック
キャプチャ
5ピクセルコードをコピーしてメモ帳などに保存して次へボタンをクリック
キャプチャ
後ほどWebサイトの全ページ(タグの上)に設置します。
※GTMで設定する場合は以下の設定になります。
タグの種類:カスタムHTML
(document.writeをサポートするにチェック)
トリガー:All pages
6イベントコードを手動で追加をクリック
キャプチャ
7該当の種類を選択
キャプチャ
8CVアクションに近い標準イベントを選択し、赤枠のイベントコードをコピー
キャプチャ
後ほどピクセルコードとつなぎ合わせたものをCVタグとして、サンクスページへ設置します。
つなぎ合わせ方は次の画像のようにします。
キャプチャ
Facebookピクセルが正しく設定されているかを確認する方法
設置場所の間違いなどでピクセルがうまく反応していない場合、正しくコンバージョンの計測ができないので要注意です。Facebookピクセルをサイトに設置した後は、正しく設置できているか確認しましょう。確認方法は次の2通りあります。
1イベントマネージャーのデータソース画面で確認
キャプチャ
このページでアクティブになっていれば、Facebookピクセルは正しく設置されています。
2Google Chromeの拡張機能である『Facebook Pixel Helper』を使って確認
キャプチャ
『Facebook Pixel Helper』を使えば、わざわざビジネスマネージャーを開かなくても、サイトにFacebookピクセルが正しく設置されているかすぐに確認できます。
「Facebook Pixel Helper」のダウンロードはこちらから
https://chrome.google.com/webstore/detail/facebook-pixel-helper/fdgfkebogiimcoedlicjlajpkdmockpc)
コンバージョンの設定方法
Facebook広告のコンバージョン設定方法は2つ種類があります。
- カスタムコンバージョン
- 標準イベント
大まかに2つの違いは次のようになります。
1カスタムコンバージョン
- 追加コードは不要
- URLルールを使用し広告マネージャで作成できる
- URLルールを使用してカスタマイズする
- 個レポート
- ダイナミックプロダクト広告に非対応
2標準イベント
- Facebookピクセルベースコードに追加して作成
- パラメーターを使用してカスタマイズ
- 総合レポート
- ダイナミックプロダクト広告に対応
どちらを使ってもコンバージョンを計測し、広告の最適化を促進することは可能です。
初心者の方には、コード編集の必要がなくエラーも少ないカスタムコンバージョンをおすすめします。
カスタムコンバージョンの設定手順
カスタムコンバージョンは、Facebookピクセルの設置されたページの中で、サンクスページのURLをFacebook上で設定することで計測が可能になります。
設定方法がとても簡単なので、初心者の方にやさしい設定になります。
1(ビジネスホーム画面の)イベントマネージャをクリック
キャプチャ
2作成をクリック
3カスタムコンバージョンを作成をクリック
キャプチャ
4コンバージョン名を入力
5Facebookピクセルを選択(異なるピクセルを選択すると計測できないので注意)
6すべてのURLトラフィックになっていることを確認
7URLを選択
8コンバージョンとするURLのマッチタイプを選択する
9コンバージョンとするURLの内容を入力する
10作成するをクリックするとカスタムコンバージョンの作成完了
キャプチャ
11カスタムコンバージョンと広告の紐づけ
カスタムコンバージョンを作成した後に、広告と紐付ける必要があります。
「広告セット」の「Conversion」を選択するときに、先ほど名前をつけたカスタムコンバージョンが表示されるので任意のものを選択しましょう。
キャプチャ
標準イベントの設定手順
標準イベントとはFacebookが定義しているアクションのことで、さまざまな種類があります。
(例)
- カートに追加 fbq(‘track’, ‘AddToCart’);
- 登録完了 fbq(‘track’, ‘CompleteRegistration’);
- 問い合わせ fbq(‘track’, ‘Contact’);
- リード fbq(‘track’, ‘Lead’);
- 購入 fbq(‘track’, ‘Purchase’, {value: 0.00, currency: ‘USD’});
標準イベントでは発生数以外の追加情報(以下パラメータ)を取得することが可能です。
たとえば「Purchase」であれば購入された商品の種類や金額などを取得してFacebookに送信することができます。
そのため、ROASベースでの運用管理・最適化やダイナミック広告のような商品の閲覧・購入情報に基づいた配信が、標準イベントを利用する最大のメリットとなります。
1設定方法
Facebookピクセルの下に設定したい標準イベントのコードを加え、コンバージョン計測したいページに設置します。
キャプチャ
2広告の紐づけ
標準イベントのコードを加えたタグを計測したいページに設置した後に、広告と紐付ける必要があります。
「広告セット」の「Conversion」を選択するときに、任意の標準イベントを選択しましょう。
キャプチャ
Facebookピクセルでオーディエンスを作成する方法
Facebookピクセルを利用すれば、カスタムオーディエンスや類似オーディエンスが作成でき、効果的なターゲティングが可能です。
Facebookピクセルによって作成したオーディエンスをどう使っていくかが、Facebook広告を運用する上で効果を高めるポイントの一つでもあります。
オーディエンスの作成の仕方や使い方についてはこちらの記事をご覧ください。
⇨xxxxxxxxxxx他の記事へ
まとめ
今回はFacebookピクセルの設定方法やコンバージョン設定方法についてご説明しました。
Facebookピクセルのコードを見て難しそうと感じる方も少なくないと思いますので、比較的手軽に設定ができるカスタムコンバージョンなどから手をつけていくのがおすすめです。
最初から全てを理解しようとせず、現段階で取り掛かれそうなものから確実に実施していけばよいと思います。この記事が少しでもみなさまのFacebook広告運用の一助になれば幸いです。
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