2021.05.20 更新基礎知識
【競合調査】他社のFacebook広告が見れるFacebook広告ライブラリとは?

Facebook広告の効果的な運用を行うにあたり、重要な要素の一つとして広告クリエイティブがあります。Facebook広告を運用したことがある方は、一度は競合他社がどんなクリエイティブを出しているのか知りたい!と思ったことがあるのではないでしょうか。
実はあまり知られてはいませんが、Facebookの『広告ライブラリ』という機能を使えば競合他社が出しているFacebook広告を確認することが可能です。
今回は、競合調査に大変役立つFacebook広告ライブラリで何ができるのか、どのように活用するのかなど詳しくご紹介していきます。
この記事を読んで、他社と一歩差をつける広告運用を目指しましょう。
目次
Facebook広告ライブラリとは
Facebookは、広告の透明性を高めるために「広告ライブラリ」という機能を公開しています。
この機能はFacebookの面に限らず、InstagramやAudience Networkを含めて、現在配信されているすべてのFacebook広告を誰でも簡単に閲覧することができます。
Facebook広告ライブラリ(https://www.facebook.com/ads/library/?active_status=all&ad_type=political_and_issue_ads&country=JP)
広告ライブラリでの検索によって表示された広告に対してクリックしても費用は発生することはないので安心して広告を閲覧できます。
また、インサイトにも影響しないようになっています。
Facebookライブラリで確認できること
Facebook広告ライブラリで確認できるのは、次の2つです。
- Facebookページ
- 現在出稿されている広告
それぞれどんな項目が確認できるかをご説明していきます。
Facebookページ
広告主のFacebookページの概要を確認することができます。概要は以下の4つです。
- Facebookページの名前、ID、業界
- Facebookページのいいね!数
- Facebookページのフォロワー数
- Facebookページの作成日
現在出稿されている広告
現在出稿されている広告では以下の5つを確認することができます。
- 広告の掲載開始日
- 広告クリエイティブ(バナーやテキスト)
- 広告の出稿先プラットフォーム(Instagram、Facebook、Audience Network、Messenger)
- 広告のリンク先
- 広告の種類(写真広告、動画広告、カルーセル広告、リード獲得広告、ダイナミック広告など)
Facebook広告ライブラリの使い方
Facebook広告ライブラリは、Facebookアカウントを持っていないユーザーでも利用することが可能です。
あまりFacebookを触ったことがない人でも簡単に使えるシンプルなものなので、この機会にぜひ実際に触りながら使い方を覚えていきましょう。
それでは順にご説明していきます。
※アカウントがなくても広告を検索して閲覧する機能は使えますが、広告の報告と成人向けコンテンツの表示をするためにはアカウントとログインが必須条件です。
- 広告ライブラリを開く
- 検索フィルタはすべてを検索を選択
- 検索窓に組織名やFacebookページ名などのキーワードを入力して検索し、該当ページをクリック
=スクリーンショットを載せる=
Facebook広告ライブラリの活用の仕方
1絞り込み機能の活用
広告ライブラリには、数ある広告の中から自社の参考になる広告を見つけるために以下のフィルター機能があります。
- インプレッション:特定期間に閲覧された広告
- プラットフォーム:Facebook、Instargram、Messengerなどの広告の配信先
- 場所:日本など
2ニュースフィードから広告ライブラリに流入する方法
ニュースフィードに表示された広告から、次の手順で広告ライブラリに移動することができます。この機能を使えば気になる広告が出てきたら、その広告から広告ライブラリを確認することができます。
- 広告ライブラリで確認したい広告のFacebookページリンクをクリック
- ページの透明性のすべて見るをクリック
- 広告ライブラリに移動をクリック
Facebook広告ライブラリの注意点
広告ライブラリは大変便利な機能ですが、いくつか注意する点があるので利用する前に確認しておきましょう。
注意点①広告ライブラリに反映されるまでタイムラグがある
出稿された広告が広告ライブラリに表示されるまで最大24時間かかります。広告を出してすぐに反映されるわけではないことを覚えておきましょう。
注意点②配信が終了している過去の広告は見られない
広告ライブラリで確認できるのは、現在配信中の広告のみです。掲載が終了した広告を再度閲覧することはできないので、競合のデータなどは随時記録するようにしましょう。ただし、社会問題などに関する広告は例外で、最初に表示された日から7年分のアクティブと非アクティブの両方の結果を確認することができます。
注意点③成人向けの広告を見るにはアカウントへのログインが必要
アルコール系やギャンブル系など、年齢制限のある商品の広告を検索するときは、Facebookにログインしていない人やその年齢未満の人には表示されません。
注意点④社会問題、選挙、政治に関する広告について
Facebook広告ライブラリでは、透明性が優先事項のため社会問題、選挙または政治に関する広告には、広告費用の出資者、広告費の金額範囲、広告がリーチした利用者層などの詳細な追加情報が表示されます。
まとめ
今回は競合調査に非常に重宝するFacebook広告ライブラリについてご紹介しました。
この機能を使えば競合他社のクリエイティブを研究しながら、自社の広告クリエイティブのCDCAを回すことができます。
広告を出しているサービスの競合が多い場合は、他社の状況把握や現在どの広告クリエイティブが当たっていそうかなどの分析は必要不可欠です。
ぜひ日々の広告クリエイティブの改善にFacebook広告ライブラリを活用していってください。
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