2021.05.25 更新基礎知識
Facebookの投稿のリーチを伸ばす方法と最新のFacebookアルゴリズムを解説

Facebookページの運用を始められた方の中には、リーチがどんな意味を持つのかが曖昧な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リーチとは一言で言うと、「Facebookページの投稿が表示された人数」を指します。
今回は、Facebookページを運用する上で重要な指標である「リーチ」について知っておくべき内容や、リーチの増やし方について解説していきます。
目次
Facebookの「リーチ」は3種類ある
Facebookの「リーチ」には3種類あります。
それぞれカウントの仕方が異なりますので、しっかり理解した上でFacebookページの運用を行いましょう。
オーガニックリーチ
オーガニックリーチとは、通常の投稿により投稿が表示された人数を指します。
もともとFacebookページをフォローしてくれているユーザーが、自身のフィードに流れてきたFacebookページの投稿を見た場合やFacebookページにアクセスして投稿を見てくれた場合などが考えられます。
(Facebookページにアクセスして投稿を見てくれた場合というのは、Facebookページをフォローしてくれている人もフォローしていない人も含まれます。)
有料リーチ
facebookページの投稿が、広告として表示された人数を指します。
※facebookページの投稿を、費用を払って広告にするとカウントされるリーチになります。
オーガニックリーチが落ち込んでしまった場合などに、費用をかけて投稿を広告として表示させることもでき、その際の広告効果を測る指標になります。
クチコミリーチ
ユーザーがFacebookページの投稿にいいね!やシェアをしたことによって、他のユーザーに投稿が表示された際にカウントされるリーチを指します。
FacebookではFacebookページの投稿や友達の投稿にいいね!をしたり、シェアしたりした場合、自分の公開設定に応じて「〇〇さんがリンクをシェアしました」といったように投稿が公開されます。
クチコミリーチは、この「〇〇さんがリンクをシェアしました」といったような投稿が見られた人数のことなので、エンゲージメント(いいね!、シェア、コメントなど)によってどのくらいのユーザーにリーチが広がっているかを測ることができます。
Facebookのリーチの確認方法
Facebookのリーチ数の確認方法は2つありますので、チェックしやすい方で確認してみてください。
アカウントのフィードからの確認
Facebookページに紐付いている個人アカウントでFacebookにログインした状態で、リーチを確認したいFacebookページにアクセスします。
アカウントのフィードに過去に投稿したコンテンツが並んでいると思いますが、各投稿の下に「〇〇人にリーチしました」と表示されていますので、こちらを確認してください。
Facebookページの管理人ページからの確認
Facebookページの管理人ページからも確認できます。
こちらも同じく、Facebookページに紐付いている個人アカウントでFacebookにログインした状態で、Facebookページの「インサイト」をクリックすると「リーチ」という項目があるので、こちらをまたクリックしてください。
そうすると、全体のリーチの推移やオーガニックと有料それぞれのリーチ数字を確認できます。
Facebookでリーチを増やすにはアルゴリズムの理解が必要
FacebookのリーチはFacebookのアルゴリズム(エッジランク)に大きく左右されます。
そのため、リーチ数を増やしていくにはFacebookのアルゴリズム(エッジランク)を意識した運用を行うことが重要になります。
Facebookのアリゴリズムは年々変化しており、2021年現在のアルゴリズムは、各ユーザーが見ている投稿を、様々な要因に基づいて、ユーザーが「興味ありそうな、楽しめそうな」順にランキングしています。
これらの要因はランキングシグナル(Ranking Signals)と呼ばれています。
ランキングシグナルは次の3つに分類でき、これらの要素が多い投稿は高評価され多くのユーザーに表示される可能性が高くなります。
- ユーザーが日常的にコミュニケーションを取っている相手
- 投稿するコンテンツのタイプ(ビデオ、リンク、写真など)
- 投稿の人気度
最近はテキストコンテンツよりも、ライブ動画が評価されやすかったり投稿するコンテンツ内容にも変化が見られます。
具体的なリーチを増やす方法
リーチを増やす上で重要なGoogleのアルゴリズムをご紹介しましたので、次に具体的なリーチを増やす施策を6つご紹介します。
- あなたのコンテンツをニュースフィードで優先順位をつけてもらう
- ユーザーがアクションしたくなるようなコンテンツを発信する
- テキストだけでなく画像や動画も一緒に投稿する
- ハッシュタグを利用する
- FacebookのストーリーをInstagramのストーリーに接続する
- ユーザーの反応が良い時間帯を探る
などあります。順番にご説明していきます。
ニュースフィードで優先順位をつけてもらう
Facebookページのフォロワーにフォロー設定で「お気に入り」にチェックを入れてもらうと、御社の投稿がニュースフィードで優先的に上位表示されるようになり、毎回見てもらうことができます。
手順は3ステップでとても簡単なので、フォロワーにお気に入りにチェックを入れてもらえるよう促してみましょう。
手順1:Facebookページにアクセス
キャプチャ
手順2:Facebookページ右上の三つの点のマークからフォロー設定をクリック
キャプチャ
手順3:デフォルトにチェックが入っているので、お気に入りにチェックを入れる
キャプチャ
コメントをつけてもらえるような投稿内容にする
ユーザーとの会話に焦点を当てた運用を心がけましょう。
直接的なプロモーション内容ではなく、コメント欄が活発に使われるような投稿ないようにすると良いです。
多くのユーザーが投稿にコメントをしてくれるほど、御社のFacebookコンテンツ全体の人気度が高まります。
テキストだけでなく画像や動画も一緒に投稿する
アルゴリズムでは、投稿内容は①動画②写真③テキストの順に影響度が高いとされています。
今までテキストだけの投稿をしていた場合は、写真や動画にもチャレンジしてみましょう。
また、動画は短いものよりも3分以上の長い動画の方がオーガニックのリーチが伸びやすいと言われています。
動画の投稿の仕方にもコツがあり、Youtubeのリンクを投稿に貼り付けるのではなく、Facebookにアップロードする形で動画を投稿しましょう。このやり方でないと、リーチが広がる効果は得られません。(おそらくですがYoutubeとFacebookは競合のため)
Facebookライブもアルゴリズムには効果がありますので、可能であれば定期的にFacebookライブも行うと良いでしょう。
ハッシュタグを利用する
Facebookでもハッシュタグを使うと、Facebookの検索やタイムラインの表示で上位になりやすい傾向があります。今までハッシュタグをつけていなかった場合、過去のFacebookの投稿に戻って追加しましょう。
もしかしたらリーチを再ブーストできるかもしれません。ハッシュタグは、投稿の最初か最後の方につけるのが一般的です。
FacebookのストーリーをInstagramのストーリーに接続する
Facebookのストーリーズは人気が高まっているので、ストーリーズを投稿することによってFacebookページ全体のエンゲージメントを高めることができます。
InstagramのストーリーとFacebookのストーリーを結びつけて、同じコンテンツを両方に投稿すると多くのリーチの獲得が見込めます。
御社のInstagramのストーリーズで設定して、Facebookのストーリーズで同じコンテンツを同時に自動的に共有することができるので、ぜひ試してみてください。
Instagramのストーリーズを同時にFacebookにシェアする方法↓
https://www.facebook.com/help/instagram/1936968516554161
ユーザーの反応が良い時間帯を探る
ターゲット層やアカウントによって、ユーザーの反応が良い時間帯は異なりますので、一定期間投稿をしてみて最も反応の良い時間を見つけましょう。
反応がいい時間を見つけたら、その時間に投稿するようにしましょう。ただし、投稿のしすぎは注意が必要です。
Facebookへの投稿は1日1回がベストとされていて、1日に1回以上投稿するページでは、エンゲージメントが50%も低下するという研究結果が出ています。
まとめ
今回はFacebookのリーチについて、リーチとは何を指すのかという基本的な内容から、リーチを伸ばすために必要なFacebookアルゴリズムの知識、リーチを伸ばすための具体的な施策までご紹介しました。
Facebookのアルゴリズムは、年々仕組みを変えておりますので今回ご紹介した内容も来年には変わっている可能性もあります。
Facebookページの投稿のリーチを伸ばしていくには、Facebookのアリゴリズムのアップデート情報をしっかりキャッチアップし、アルゴリズムに合わせて施策を打っていくことが大切です。
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